「結婚式から何年経っただろう…」年月が経つのは早いですよね。気付けば何十年も経っているということもあります。もしかすると、知らぬ間に銀婚式、金婚式を迎えているかもしれません。今回はその銀婚式、金婚式の違いを詳しくご紹介します。しっかりと違いを知って、相手への日頃の感謝をぜひこの機会に伝えてみませんか?
銀婚式とは?
銀婚式とは結婚してから25年目に行うものです。結婚して1年経った日を1周年と数えます。2000年に結婚したら2001年が1周年、2010年が10周年となります。 その昔(明治時代より前)、日本には結婚記念日を祝うという風習がありませんでした。しかし、1894(明治27)年に明治天皇が執り行った『大婚二十五年祝典』の影響で国民の私たちも、結婚記念日を祝うようになったといいます。 そして銀婚式の『銀』とは『いぶし銀』のことを表しています。いぶし銀とはいぶしがかかった銀、すなわち、ピカピカの銀ではなく少し曇っているような銀を想像してください。もう一つのいぶし銀の意味は、『華々しい印象はないけれど、魅力的なもの』ということです。 結婚してから25年も経つと新婚のような華やかさやトキメキは薄れるでしょうが、あの頃には分からなかった相手の魅力に気付いているはずです。見た目が少しくらい老いても、深みが出て、その立ち居振る舞いも落ち着いている、若い頃とは違った魅力があります。 このような意味があり、結婚25周年を銀婚式と呼ぶのです。
金婚式とは?
結婚してから50年目に行うのが金婚式です。銀婚式の2倍ですね。あなたがパートナーと共に歩んだ半世紀、楽しいときも苦しいときも手を取り合い過ごしてきたことでしょう。 金婚式はその名の通り、あなたとパートナーとの金のような関係性を表しています。キラキラと輝く金が2人の豊かさを表すという意味です。そして2人が共に歩んだこの年月はかけがえのない大切なものであるという意味もあります。この50年間で、孫やひ孫が生まれたという方もいるでしょう。子、孫、ひ孫は宝ですよね。しかし、同時に金婚式を迎えるあなた方も宝なのです。 金婚式は今までの結婚生活を振り返り、語り合う日に最適です。ぜひ、家族、孫、ひ孫を呼んで、盛大に祝いましょう。
金婚式、誰と過ごそう?
結婚記念日は1年目から様々な名前が付けられていますが、金婚式は盛大に祝う価値のある日です。そこで、家族みんなでワイワイお祝いすることも良いと思います。また、あなたとパートナーだけでひっそりと、でも心がこもった記念日にするのも良いでしょう。 もし、家族と過ごす場合でも、パートナーとの語らいの場を設けて、ゆっくりと過去を思い出してみてください。「あのときは、こうだったね」「あのときは、こんなだった!」と、忘れていたような話を思い出すかもしれません。 パートナーへの感謝の気持ちがあなたの中に広がって、より一層絆が深まることでしょう。
銀婚式、金婚式はどちらも大切な日
あなたとパートナーの大切な記念日である銀婚式、金婚式。これまで共に歩んできた時間と、これからの2人の健康と幸せを願う特別な日にしましょう。2人の節目の記念日を、ぜひ、思い出に残る日にしてください。そして、家族とのステキな時間を過ごしてくださいね。たくさんの幸せと笑顔が溢れる素晴らしい結婚記念日になりますように。